2012年10月7日 第22回「鬼太鼓inにいぼ・朱鷺夕映え市」開催!
ステージショーで「野永喜三夫シェフと学ぶ 料理あれこれ」に登場!
地元の中学生さんと佐渡島のりんごを使った料理教室!
万能りんごタレを作り、万能りんごドレッシング!と万能りんご醤油!の提案と試食会!
万能りんごタレを作り、万能りんごドレッシング!と万能りんご醤油!
第22回「鬼太鼓inにいぼ・朱鷺夕映え市」が開催されました。
新穂(にいぼ)商工会が地域の活性化を目指し、平成3年よりスタートさせた同イベントは、
現在では1万人規模を誇り、今回も1万3千人が訪れ、秋の一日を楽しみました。
市(いち)の中核をなすのが出店ブース。
海産物や果物、陶芸品など80店舗がそれぞれの佐渡らしさを発揮しました。
また、特設ステージで披露される佐渡の郷土芸能「鬼太鼓」の競演をはじめ
ステージプログラムは毎年注目となっています。
加えて、隣接する「トキのむら元気館」における
「生きものと人・共生の里を考えるシンポジウム」の開催など、
放鳥トキ2世誕生に沸いた2012年の佐渡にふさわしい行事も行われました。
さらに、ゆるキャラグランプリ2012にエントリーされた
“佐渡天然ブリカツ丼”のキャラクター「ブリカツくん」も登場。
ユーモラスな姿で人気を集めました。
今回このイベントに、ぐるなび地域活性化プロジェクトが「まちぐるみ まちぐるめ」ブースとして初参加。
佐渡の食文化を通じた地域活性化に取り組んでいるとして出店が認められました。
また、ステージプログラムでは、「野永喜三夫シェフと学ぶ 料理あれこれ」としても参加。
金井地区で料理教室を終えた野永シェフが会場に駆けつけ、
ステージショーの講師も務めました。
披露したのはドレッシングにもアレンジ可能な「佐渡島のリンゴの万能タレ!」
リンゴを皮ごとすりおろし、塩とレモン汁を入れ、ジャム状に煮詰めたものに、
お好みでしょうゆやオイルなどの調味料を加えてリンゴ醤油やリンゴのドレッシングができます。
用意されたリンゴは、この秋、佐渡西三川地区で収穫された「シナノゴールド」と「秋映」
リンゴの意外な利用方法に見学の人々も興味深い様子。
ステージでお手伝いをしてくれたのは、元気いっぱいに登場した地元の中学生。
おろし金を使って一生懸命、リンゴをすりおろしてくれました。
ブースで紹介した2つの試作品
同じ頃、会場内の「まちぐるみ まちぐるめ」ブースに、ひときわ長い行列ができ始めました。
行列の先にあるのが考案した「ブリマヨ」と「ながも辛味噌」です。
「ブリマヨ」
「ながも辛味噌」
一年中、佐渡の近海でとれるブリに高い値が付くのは冬だけ。
それ以外の期間はたくさん獲れても養殖飼料などとして廉価で
取引されてしまうことを知ったシェフが考案したのが「ブリマヨ」でした。
「マグロと異なり、遠洋に出なくていいブリは、輸送費も軽減でき、
輸送時のCO2削減など時代が求めるスタイルにも貢献でき、
ツナマヨに代わる品として最適では」と、
ブリの有効利用に着目したシェフの想いは、こんな深いところにもありました。「ブリマヨ」は、
午前中の料理教室で助手を務めた佐渡のフレンチレストラン「清助」の尾﨑シェフと共に、
手際よくサンドイッチにして提供されました。
もう1品、こちらも佐渡ではよく食卓に上がる「ながも」!
この海藻を使って常備菜を作りたかったという野永シェフ。
佐渡では味噌汁や酢の物が一般的な食べ方の「ながも」を、
島外の人ならではの先入観のない発想でピリ辛の1品に仕上げました。
天然ホタテのスープの旨みも加わった奥深い辛さの「ながも辛味噌」は、炊き立ての新米コシヒカリのごはんに乗せていただきました。
「美味しい!」に手ごたえを感じて
ステージを終えたシェフもブースに駆けつけ、佐渡の人々と触れ合いながら試食を勧めました。
約200人前用意した用意した試食品は、5分とたたないうちに無くなってしまうほどの人気!「ブリマヨ」は、「生臭くない!」「美味しい!」と大好評で賑やかな感想が飛び交いました。
「ながも辛味噌」に至っては、「どこで買えますか」と
早くも商品化の可能性も見えてくるほどの手ごたえを感じたのでした。
ブリの子で作る「ブリマヨ」の可能性!
ブリマヨはエコで時代にあった料理で誰もが大好きな味です!
しかも約一年中近海で上がるブリの子供達!
カツオやマグロのような遠洋漁業では燃料を沢山使いますが
ブリの子供であれば近海でいつでも日本中で上がる食材!
CO2削減に繋がりエコな漁と食材です!
ツナマヨと同じで、おにぎりやパンやサラダやピザなど
万能に料理に使える「ブリマヨ」だと思います。
因みに、まだ世の中にはありません!
ネットで検索しました。
佐渡への熱いメッセージ
「日本各地で食のアドバイザーをしている立場から、
ご縁をいただいた佐渡の皆さんのお役に立ちたいと試作を重ねてきました。
ブリとながもは加工することで付加価値が付き、そこには「仕事」が生まれます。
ご提案した2品をどうするかは、佐渡の皆さんのご判断。
食材の宝庫、佐渡にはまだまだ可能性が秘めています!まず、行動です。」
佐渡の長い一日を終えた野永シェフは、熱いメッセージで、締めくくってくださいました。 |