「日本食文化フェスティバル in NY FLAVORS OF JAPAN-Gastronomic Discovery」
開催のご案内
(身近になりつつある日本食)
近年、国際的に日本食に対する関心が高まっています。ここ米国においても健康ブーム等を背景に日本食レストランの数が9000軒を突破、この10年で2倍以上に増加した他、hamachi、wasabiといった言葉が通用し始める等、米国人にとっても日本食は身近なものとなりつつあります。
(日本食文化普及の3つの意義)
米国における日本食文化普及の拡大は3つの点で重要な意義を有しています。1点目は日本の農林水産物の輸出促進(2013年までに輸出額1兆円規模を目指す)です。米国は農水産物輸入世界最大規模の市場であると共に日本産品最大の輸出市場でもあることから、国策の観点からも米国における日本食普及拡大は極めて重要です。2点目は米国人の健康増進に役立つという点です。1970年代に芽生えた健康志向の流れは現在も続いており、日本食普及の背景にもこの点が大きく影響していると考えられます。3点目は日米の相互理解促進という点です。中国等アジアの発展等に注目が集まる中、食文化の交流は日米間における様々なレベルでの関心を高める上で、極めて有効なツールであると考えられます。
(今こそ日本食文化普及の時期)
このような意義を持つ日本食文化の普及は、先人の努力等もあり上述の通り一定のレベルにまで達してきたことは事実ですが、当然のことながら米国人の日常の食生活への浸透という点では未だ道半ばという状況にあります。更なる普及拡大を目指すためには日本食文化に対する広く深い理解を醸成する必要があり、米国側から日本食文化へのニーズがかつてない程高まっている今こそ、このようなニーズに積極的に応えていく事が必要です。
(NYで日本食文化の総合イベントを開催)
以上の観点からこの度、世界中への情報発信拠点でありかつ海外における日本食文化集積地としても有数のNYにて、日本食文化に関する総合イベント「日本食文化フェスティバル in NY」を2007年3月第2週に開催することといたしました。同フェスティバルは展示会、フード・フェスタ、シンポジウム、レストラン・ウイークといった4つの柱及び関連事業から構成されており、日本の「食」を米国において経済及び文化的側面から総合的に紹介する政府・民間が一体となった初の試みです。
各イベントの現時点での詳細は以下の通りとなります。
1.国際的な食品展示会におけるジャパンパビリオンの設置(農林水産省受託事業)
(展示会名:International Restaurant & Foodservice Show)
日時:2007年3月4日(日)~6日(火) 10:00~17:00(最終日16:00まで)
場所:NYジャビッツ・コンベンションセンター
主催:ジェトロ・ニューヨーク・センター
内容:日本から25の食品関連企業・団体が出展しジャパンパビリオンを形成すると共に、周辺にも日本の食品関連企業がブースを構え、日本の食品・食材を米国の食品関連輸入業者やレストラン関係者、メデイア等に広く紹介します。日本から出展される商品は、お米、和牛、イチゴ、昆布等の日本が誇る高級食材、八丁味噌や黒酢などのこだわりの調味料、日本直送の冷凍寿司等付加価値のある加工食品、更には和包丁や漆器といった食周り品等、新規性、希少性、多様性に富む内容となっています。
2.日本食文化シンポジウムの開催
日時:2007年3月5日(月) 15:00~17:30(時間予定)
場所:ジャパン・ソサエティー
主催:日経アメリカ社、ジャパン・ソサエティー、ジェトロ・ニューヨーク・センター
内容:「日本食文化の米国への浸透」をテーマに一般の方々対象のシンポジウムを行います。茂木友三郎キッコーマン(株)代表取締役会長による基調講演の後、鉄人シェフで有名な森本正治氏、「ダニエル」オーナーシェフのダニエル・ブリュー氏、日本食文化研究家の安藤エリザベス氏らによるパネルデイスカッションが行われます。
3.ジャパニーズ・フード・フェスタの開催
日時:2007年3月5日(月) 18:30~22:00(時間予定)
場所:マリオット・マーキーホテル(ミッドタウン45丁目)
主催:日本食文化フェスティバル実行委員会、ジェトロ・ニューヨーク・センター
内容:米国の食関連業界関係者、メディア、日米有識者等を対象にしたイベント性の高いレセプション(招待者限定)が開催されます。安藤エリザベス氏による日本食文化レクチャーの後、日米スターシェフによるクッキングデモンストレーションが行われます。日本側からは京都の有名料亭として名高い、たん熊北店、たん熊熊彦、梁山泊の夫々ご主人(栗栖正博氏、栗栖基氏、橋本憲一氏)が参加され、伝統的な懐石料理の実演を行う一方、米国側からはニューヨークのトップフレンチシェフであるデビッド・ブーレー氏が日本食材を使用した料理の実演を行い、招待者は夫々の料理を試食することとなります。その他、日本食を体感してもらうための各種イベント、フードコーナー設置等が予定されています。
梁山泊のご主人橋本憲一さんのお刺身の盛り込みをお手伝い!
・一番の皿*「万華鏡」
・二番の皿*「海の中の春」
・三番の皿*「小川のせせらぎ」
・四番の皿*「風の出逢い」
ニューヨークのトップフレンチシェフであるデビッド・ブーレー氏
4.ジャパニーズ・レストラン・ウイークの開催
日時:2007年3月4日(日)~10日(土)
場所:ニューヨーク周辺の日本食レストラン参加を予定
主催:日本食文化フェスティバル実行委員会
内容:より多くの方々に日本食への関心を抱いて頂くため、ニューヨーク周辺の日本食レストラン参加によるレストラン・ウィークが開催されます。参加レストランによる期間限定特別割引メニューの設定等を通じ、広く一般の消費者等に対する日本食文化普及を目指します。詳細は、ジャパニーズ・レストラン・ウィーク専用ホームページ(http://www.jprw.net)をご参照願います。
上記以外にも、日本食文化普及の趣旨に沿った関連事業として、以下のイベントが予定されております。
「酒生展(しゅきてん)ー徳利と盃の陶磁硝子器展」
日時:3月6~17日 場所:NY日本クラブ 主催:京都藝祭交流協会
「いしりデイナー」 日時:3月6日19:00 場所:祭りレストラン 主催:GOHAN財団
折りしも来る2007年には、「Japan Day@セントラルパーク」やジャパンソサイエティ100周年等日米交流関係の一連の事業が計画されています。本フェスティバルもこれら事業と共に日米文化交流の更なる発展をもらたすきっかけとなることを期待しています。
日本食文化フェスティバルHP(英語):http://www.flavorsofjapan.org
2006年12月11日
日本食文化フェスティバル実行委員会
(広報協力:ジェトロ・ニューヨーク・センター)
お問い合わせ先:
○日本食文化フェスティバル全体について
日本食文化フェスティバル実行委員会幹事 西本(ジェトロNY) TEL:212-997-0451
○展示会におけるジャパンパビリオン設置について
ジェトロ・ニューヨーク・センター 平原、田中 TEL:212-819-7748/7761
○日本食文化シンポジウムについて
日経アメリカ社 seminar@nikkei.com
○ジャパニーズ・フード・フェスタについて
ジェトロ・ニューヨーク・センター 平原、岩田 TEL:212-819-7748/-997-0439
日本食文化フェスティバル実行委員会事務担当
ゴージャスエンターテイメント社 吉井、江田 TEL:212-398-7145
○ジャパニーズ・レストラン・ウイークについて
日本食文化フェスティバル実行委員会事務担当
ゴージャスエンターテイメント社 吉井、江田 TEL:212-398-7145
HP:http://www.jprw.net
○関連事業について
「酒生展」 京都藝祭交流協会 宇多田 TEL:917-612-0836
「いしりデイナー」 GOHAN財団 瀧上 TEL:212-586-6323
日本食文化フェスティバル in NYは、The New York Foundation for the Arts(NYFA)の協力の下行われるものです。
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