ことばに恋して、言葉を聴く、言葉を見る、言葉の響きは様々なイメージを生み出し
詩、短歌、俳句、川柳、言の葉の豊かな振る舞いを、伸びやかに花開かせたい
絵画、書、料理、話芸と響かせあうことで文芸をアートコラボレーションする本です
いつもどおり頭に描いたイメージを絵にかいてみました。
短歌、 湖(うみ)暗く 降る雪積みし 捨て舟の 浮輪の赤の 暮れ残りたり
料理、 かくし梅
短歌、 玲瓏(れいろう)と 天女笛吹く 初しぐれ
料理、 初しぐれ雪くわいと稲穂の舞
短歌、 漂ふて いづれを冬の 光と見む 鳥たつ空の 雪のいく片
料理、 鴨丸蕪みぞれ椀
短歌、 深雪に 音失ひし 我がめぐり 天与と亨くる 此の静謐(せいかん)を
料理、 大トロ辛味大根のせ醤油ゼリー添え
短歌、 直立の 息をかたみに 水仙花
料理、 アスパラのあられ粉揚げ塩昆布添え
短歌、 ゆけどゆけど 吾につきくる 瀬の音の しみじみ深し 土佐は山国
料理、 かわり湯豆腐
短歌、 冬の渚の 砂にまじれる さくら貝 過ぎにし夢に 似るよその彩
料理、 貝いいろいろ炊きこみご飯
短歌、 侘助の 花一つだけ 咲くあたり 雪片白く降りて すぐ消ゆ
料理、 淡雪いちごみるく侘助仕立て
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